難しい問題を暗算で解こうとしていた。
2023年11月に開業届を提出し半年が経ったGW真っ只中、
4月から中学生になった次男が喉をこわし高熱を出した。
きっと新しい環境で緊張とワクワクの間を走り回っていたからだろう。
そして母である私も、家庭のこと、仕事のことと目まぐるしく移ろう環境づくりに翻弄し、
だいぶ免疫力が落ちていた。
次男が回復する頃に私が高熱で寝込み、今年のGWは泊まりの予定はないけれど、
のんびりと映画でも観に行きたいね、原宿行きたいね、なんて話もおじゃんとなった。
GWといえどフリーランス一年めの今年は仕事もする気満々だった。
健康には自信があったのに、回復したかと思ったらぶり返したりで5月の前半はあっという間に過ぎていた。
仕事もリフレッシュも上手くいかないことの焦りとやるべきことややりたいことに混乱を感じ、
出店する文学フリマに向けてMTGをしていたクリエイター仲間に思わず吐露していた。
すると、同じような気持ちを抱えていたことを知り、もしかしてこれってクリエイターあるあるなのではないかと。
おしゃべりが始まると、止まらない。
止まらないけれど、刺激をもらったり、納得できたり、アイデアが生まれたり。
喋りたいだけ喋って、無事に目標を達成できているのは議事録があるからだと思う。
いつも議事録を作成してくださるライターさんにめちゃくちゃ感謝を覚え、
個人的に思ったことをひたすら書き出してみることにした。
すると不思議と、不安や焦りが薄まった。
まずは口に出してみること。
それから書き出してみること。
議事録もそう、この月報もそう。
難しい問題を暗算で解こうとするように、頭で考えるだけでなく、吐き出してみよう。
続けたら、クリエイターとしての活動が充実していける。
そんなことを思った5月を振り返ります。
1.文学フリマ東京38出店

5月19日、はじめて文学フリマに出店!
というか、リアルイベントで物販をすることがはじめまして!(2月のイベントは展示だったので)
開業届を出してから半年。
作家でライターのあやこあにぃさんとご一緒させていただかなければ、物販イベントで出展する夢はこんなに早く叶わなかった。
2.アトリエけだま初出店まで
そもそも「アトリエけだま」とは
「アトリエけだま」は、作家ライターあやこあにぃとイラストレーター踊場リエの、絵とことばのユニットです。



うさぎさん、ねこさんと暮らしていつも癒しをいただいている私たちは、けだまだって愛しい存在!
小説とイラストとデザインで、けだまのようなほっこりを届ける活動ができたらいいな。
…というしっかりテーマもございますが、
ユニット結成のエピソードとして、私がイラストレーターの巨匠 安西水丸先生 が好きなことは外せない。
水丸先生といえば、小説家の村上春樹先生とよくお仕事をされていて名コンビ。
私が水丸先生なら…と妄想を広げた結果、、



私の村上春樹になってください!
プロポーズの如く(真剣に)お申し込みをさせていただいた。



恐れ多いです〜
笑いながらも、コラボはぜひ!と承諾いただき、アドレナリンが出まくったのは言うまでも無い。
「けだま本」ができるまで
今まで数々の140字小説(X(旧Twitter)の1ポストで完結する超短編小説)を生み出してきたあやこあにぃさん。
せっかく文学フリマに出店するなら本を作りたい!
ならば140字小説に挿絵を描かせてください!とアドレナリンに身を任せた勢いで、お願いした。
今までに500遍は作成してきたそうで、本にするなら30遍くらいは欲しい。
1遍を見開きのデザインにして、一日の最後に気軽に読めて、ほっと癒されるような本がテーマ。
あにぃさんにけだまを代表する新作を執筆していただき、私はひたすら挿絵に打ち込んだ。
他業務も並走しつつ、イラスト30こ+表紙裏表紙(カラー)の制作を進め、なんだか週刊連載をもつ漫画家のようなスケジュール感。
本望である。(アドレナリン大放出中)
ブースづくり


事前準備として用意したもの
- お品書き
- ポスター
- チラシ
- 値札
- その他備品(イーゼルや額縁、テーブルに敷く布)


セッティング
10時半に会場入りして、12時には入場開始。
10時台に最寄りの流通センター駅に着くモノレールはスーツケースを引く人で溢れていた。
2月の展示会で一度経験しているからといって、セッティングはなかなか慣れないものである。
時間もないし、実際に置いてみるとイメージと違ったなんてことはよくある。
高さを出すと目を引きやすく、配色を意識するとぐっと印象が良くなるということは心掛けて臨んだ。
今回は本が2冊とポストカード販売だったので90センチ幅ブースで写真のようにセッティングできたが、
けだまではこれから商品をどんどん製作していく予定なので
会場では色々なブースを出展者目線で見て回ることにした。
開場
12時に会場のアナウンスがあり、第2会場だったこともあり、人の流れは最初は緩やか。
あにぃさんの140字小説を知ってお迎えくださった方がほとんどだったとは思うけれど、
「見本を見て気になってきました」「SNSで見ました」と立ち寄ってくださった方もいました!
中にはお話しさせていただき「コンセプトに惹かれて!」「イラスト素敵です!」とお手に取ってくださった方も。
自分が作ったものを目の前で購入していただけた高揚感は、なんとも言えない感動です。
私も購入するときにはその商品のどんな点に惹かれたのか、その場で伝えよう…!
開場してから順番にお店番をして見て回ったけれど、
会場の広さと人の多さに圧倒されて全てはとてもじゃないけど見れなかった、、
それでも直接お話しさせていただいたり、サインまでいただいたり、
お迎えしたものはどれも素敵で少しずつ大切に読ませていただきつつ、お部屋に飾っております。
ちなみに文学フリマの良いところは、連れ帰ったものとご一緒できることだけではない。
購入された方がSNSで #文学フリマで買った本 とハッシュタグをつけてくださっている!
あのとても広い会場の中から気に入って購入してくださった中に
けだま本やインタビューマンガが入っているのが実際に目に見えて、
帰路についてからも(むしろそのあと何日も)感動の余韻に浸っていた。
お手に取ってくださった方々、本当にありがとうございました!


3.インタビューマンガKindleインディーズ出版
2023年10月に企画を立ち上げてから半年。
遊び心を持って歳を重ねる方にインタビュー、そこから着想を得てファンタジーマンガにしたインタビューマンガ「夢みることを忘れたときには」をKindleインディーズで出版しました!
年齢にとらわれて臆病になりがちなあなたに向けて。
無料で読めるのでぜひ。
活動のタネ
コミュニティメディア「テトイロ」
クリエイターが集まり、楽しく創作に没頭するためのアトリエコミュニティ「テトイロ」の準備中。
まずはお試しで「創作もくもく会withポモドーロ」というイベントを開催した。


大人になると、自分の好きなことにかける時間は意識しないとなかなか取れない。
当日は参加者は画面もマイクもオフで参加OK。
ポモドーロという作業方法を取り入れてみんなそれぞれの集中タイムを過ごす。
25分集中したら5分休憩を挟み、1回目の休憩タイムはおしゃべり、2回目の休憩タイムはラジオ形式で習慣化のtipsを紹介。
習慣化のtipsでキーワードとなる「66日」という言葉がおしゃべりタイムで参加者さんから出てきたときはタイムリーすぎて、 #奇跡の66日 というハッシュタグが爆誕し、イベント後もXで盛り上がっていたことが嬉しい。
また、6月にも開催予定なので、気になる方はどなたでも参加OKなので続報をお待ちくださいね!
5月を振り返ってみて
書籍2冊完成、イベント初出店、Kindleインディーズ初出版、コミュニティイベント開催と爆進した!
私のイラストレーターのお仕事とは、イラスト×〇〇という掛け合わせで成り立っていて、掛け合わせたいことがまだまだたくさんあるのでこれからも何にでも好奇心もって、みて、触れて、つくっていきたい。
…と、熱量高めに5月を振り返りつつも、実は今気が気ではない。
原因はこちら↓


最近、にゃんこ(手前の子)の粗相が多く、これを機にマットレスやらカバーを買い替えることに決めた。
もうお風呂で足踏み洗濯するの、疲れちゃったの、、
6月やりたいこと
🌱お部屋の模様替え
🌱インスタ投稿
🌱コミックエッセイ描く
🌱ブログも少しずつ書く
🌱けだまの新商品準備
🌱創作もくもく会withポモドーロ
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